文学・評論

エッセー・随筆

私の財産告白

著者:本多静六 以前、この人の著書を読んだような記憶があるのだが、この本ではなかった。 しかし、あの時のように、強い感銘を受けたのを思い出した。 今回は、「私の体験社会学」というのが後半についていて、何だろうなと思ったが、少しわかった。 解...
エッセー・随筆

できるかなV3

著者:西原理恵子 橘玲の本の中で、脱税の例として出てきた本。 脱税の様子が細かく描かれており、特に最後、税理士が「引っ越すのだから、会社をたたんで新しい会社を作りましょう」と言ったったあたりはすごいと思った。 他、ホステス編など面白い内容も...
文芸作品

永遠の旅行者(下)

著者:橘玲 この下巻のトップに描かれた少女像がすごい。 目が逝っているのだ。 明らかに異常を示している。 そして、この本の私の読み方も、変わってきた。 主人公が行く先々での観光的な要素が、段々面白くなってきた。 それに、そういう描写にたっぷ...
文芸作品

永遠の旅行者(上)

著者:橘玲 導入部分が長く、少しイライラした。 後半、少女が病院に入院した後、テンポがよくなったので、安心して読めた。 それにしても、シベリア抑留が日本側からの申し出でなされた、という説があるのは初めて知った。 ドイツやその周辺でも抑留され...
文芸作品

マネーロンダリング

著者:橘玲 橘玲の書いた小説ということで読んでみたが、普通に面白かった。 マネーロンダリングというタイトルがついていたが、そういう部分もあるが、実際はもっと重層に織りなされた人間を描いた物語だった。 特に面白かったのが、1人の人間に裏の性格...
評論・文学研究

コーチ

著者:マイケル・ルイス 「体罰は与えない。 そんな必要はない。 ほかのさまざまな方法を使って、選手たちの自覚をうながす。」 ------ 一体、どんな方法なのだろう。 細かい練習方法はもちろんあるのだが、コーチのする話、考え方などが最も重要...
文学賞受賞作家

おじいさんは山へ金儲けに 時として、投資は希望を生む

著者:村上龍 はまのゆか 物語の方は、絵がよかった。 「はまのゆか」さん。 物語は、「村上龍」さんで、これは企画・解説者の意図もあると思うが、面白くなかった。 残り4分の1くらい、村上と企画者の座談会みたいな文字だらけの部分があったが、あま...