著者:ジェニファー・L・スコット
タイトルが「フランス人は10着しか服を持たない」だったので、経済関係の本かと思っていたら、ライフスタイルの本だった。
原題は「Lessons from Madame Chic」で、訳書のタイトルのつけ方も非常にうまいと思った。
決して、ぜいたくをしないための本ではなく、むしろぜいたくな物品を活用して生きていく話なのだが、私自身がちょうど大掛かりな物品、例えばプロジェクターやスクリーン以外のものを、もちろん衣服などは当然だが、片づけてしまった後だったので、大いに勇気づけられる内容だった。
この作者の特性というか、ああ、女性っぽさが出ているな、というのが、日々のちょっとした出来事に対する姿勢が真剣でまじめなところに出ていた。
私自身がいろいろな物品整理をしたり、ライフスタイルを見直した後でなければ、きっと感動した話だったと思う。
時間があれば読む。時間がなければ読まなくてもいい。