著者:大村大次郎
「給料が減れば、財布のひもも固くなる。
となれば、給料の減少以上に消費が減ることになる。
消費が減れば、モノが売れなくなり、モノは安くなる。
それが続けばデフレになる。
バカでもわかる図式である。」
トヨタの経営によって、以上のような状況が続き、先進国の中でも、日本は最低な状況になってしまった。
だからこそ、トヨタは頑張ってほしい。
というような主旨で、大企業や富裕層に向けたメッセージが、辛辣に書き綴られていた。
すごい。
ここまで言っちゃうんだ、と思った。
この著者は、元々税務署勤務で、徴税側寄りな発言が多いな、と思っていたのだが、その根本には、一般庶民を案ずる気持ちが強かったのだなあ、と思えた。
時間があれば読む。時間がなければ読まなくてもいい。