著者:小澤政太郎(株式会社スプレッド)
FX Carry Hedge Trade と名付けた手法を、会社まで立ち上げて広めている。
しかし、ツールを販売・サポートしていたドメインもなくなってしまったようだし、その後の著作も出ていないようだ。
本の内容だが、FXのサヤ取り、ペアトレードだ。
ただし、2006年の著作ということで、スワップ金利が非常に高かったようだ。
通常であれば、ペアとなる通貨の選び方が主体だと思うが、それに加えて、通貨ペア同士の差額(作中では、なぜかこれをスプレッドと呼んでいる)をテクニカル分析している。
単純・指数平滑平均線とそれぞれのクロス=乖離率、ストキャスティックス、MACDがダメ、RSIが保留、ボリンジャー・バンドが使える、といったところか。
いずれにせよ、この本の中では、この手法自体は未完成のままだった。
パンローリングなので、期待していたのだが、残念。
時間があれば読む。時間がなければ読まなくてもいい。