著者:藻谷浩介
2010年初版発行、この版が2011年15版と考えると、とんでもない数値だ。
まあ、何部刷っているのかわからないわけだが。
「景気を動かしているのは、景気の波ではなくて人口の波、つまり生産年齢人口=現役世代の数の増減」という本著の要旨。
それをいろんな角度から拾ってきては見せつける。
今の日本の数値、例えば失業率と、アメリカの雇用者数という、似て非なる数値。
比率と実数値。
これだけを取ってみても、今の日本の数値は疑わしい。
とにかく、この間の数値の羅列は、比較的わかりやすいのだが、私のような低脳状態のものには読みづらかった。
その後、著者の提言がなされていくのだが、ここは読みやすかったし、受け入れやすかった。
さすが、何百回もの講演を重ねてきただけのものであるなあ、と感じた。
時間があれば読む。時間がなければ読まなくてもいい。